大学職員に転職した者の日常ブログ

意識の低さなら負けません。仲良くしてください

やるときはやるんだよ

最近、今住んでる街の図書館に初めて行きました。

暇だったので金かからんし行こうかなと思ったのがきっかけですが、色んな本を

眺めるだけでもなかなか良かった。

 

難しそうじゃない子供向けの棚を眺めていたら、『じょうぶな頭とかしこい体になる

ために』という、絵本作家の五味太郎さんが子供の質問・悩み事にこたえる体裁を

とった本が目についたので読んでみました。

 

 

そのなかでハッとさせられる項がいくつか。

 

◆わたし、ぼーっとしているのが好きなの

 →「せっせと勉強して、せっせといい学校に入って、さらにせっせと働いて、

   せっせとお金を稼いで、せっせとお金をためて、そして何をしたいかと

           いうと、ぼーっとしたいんだと。これは笑い話です。ぼーっとするために

           せっせと働く。なんか変ですよね。」

 

たしかにな!?と思いました。え、これ大人に語りかけてる??

五味さんは、幸せには2種類ー努力の結晶としての幸せと、なぜか向こうから

やってくる不思議な幸せーがあって、

前者のタイプの幸せを求める人は、幸せは努力しないと手に入らないと信じて

いる人だけど、後者を求めるタイプの人はぼーっとしてたら幸せなんだからそ

れでいいんじゃん?みたいなことを書いてました。(雑) 

自分はまさに、五味さんの言う「変」をしてきた訳です。努力家でもないのに。

これがうまく生きる一番いい方法だと思ってやってきたけど、言われてみると

確かに変だなーって思いました。

 

 

◆何をしたいのか自分でよくわからないんだ

 →「人間にある目的、目標が生まれるのも自然なら、それに向かって努力する

          のもまた自然です。その目的、目標がどんなものなのか誰にもわかりませ

         ん。当人にもよくわかりません。そしてとりあえずの目的、目標がないと

         いうのもまた自然です。その状態でいわゆる努力しないのもあたりまえで

         す。そのところがわかってない人が多すぎます。とくに大人にね。」

  「『やるときはやるんだよ』~それ以外言いようはないと思えます。」

 

これは自身にも刺さりましたが、特に子供たちには知っておいてほしいなと思い

ました。如何せん、学校では目標や夢を持てとか言われすぎて本当に困ります。

目標がない人もいていいと思うんですよね。そしてやるときにやればいい。

 

 

なんだかあの頃の子供の自分を癒してあげてるような気持ちになりました。